ホーム工法と資材造園緑化工事
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ケンタッキーブルーグラス(種子散布工)
茨城県立水戸高等養護学校
ケンタッキーブルーグラス(種子散布工)
 
 ■ 校庭芝生化のメリット
 
(1) 安全性の向上
芝生の校庭はやわらかくクッション性に富み、ヒザや足首への負担が少なく、安全なグラウンドを造成できます。
 
(2) みどりで美しい景観と環境を創ります
芝生の校庭は緑でうるおいのある景観と自然な環境を造成します。
 
(3) ほこりを防ぎます
強風時等の土ほこりの飛散を防ぎ、安心してスポーツが楽しめます。
 
(4) ぬかるみを抑制します
芝生の基盤は排水性に優れているため、ぬかるみになりません。
 
 
 ■ 校庭芝生化の際の検討課題
 
(1) メンテナンス(維持管理)コストが安価であること
維持管理のための費用は予算が少なく、できる限り維持管理経費の安い芝草種の選定や芝草種の選定や工法の選定が必要です。
 
(2) 工期が短いこと
できる限り短期間で芝生化を図り、一日も早く生徒に開放できる工法であること。
 
(3) 安全で環境に配慮した工法であること
化学物質や化成肥料等を使用しない環境にやさしい安全な工法であること。
 
  
 ■ 芝生基盤の造成
 
一般的に芝草は透水性(通気性)のよい基盤を好み、サッカー場ではサンド構造の基盤が造成されます。
しかし、これは散水設備を完備し、充分なメンテナンスが行われる場合であり、校庭では現況基盤をそのまま利用する方法が一般的です。
又、通常利用されている現況土は荒木田土、赤土等の粘性土が多く用いられており、芝草植生のためには透水性・通気性改善のため、砂あるいはパーライト等の土壌改良剤を10%〜30%混合撹拌して基盤を造成する方法が用いられています。
又、表流水処理のため0.3%程度の勾配をとって造成し、流末はU字溝等で集水する方法がとられており、特に必要な場合は暗渠排水管を設置する場合もあります。

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 ■ 芝草種の選定
 
芝草には冬期黄褐色に変色して休眠する暖地型芝草と常緑の寒地型芝草があり、主に寒地型芝草は関東以北や高冷地で用いられ、暖地型芝草は東北以南で用いられます。
又、寒地型芝草種は種子繁殖によるものが多く、イニシャルコストは安価ですが、夏期の散水や刈込み頻度が高く、ランニングコストは高価になります。
別表の様に、芝草には多くの種類がありますが、校庭という特殊性から維持管理費用の低減を主に考慮して、できる限り省管理型の芝草種を採択すること、早期に開放するためできる限りターフ形成の早い芝草種を選定することが必要です。
関東以南では成長の早い「ティフトン419」や「シーショアパスパラム(あも青)」、東北以南では草丈の短い「ひめの」等が多く採択されています。
又、雑草抑制効果のあるティフ・ブレアやセントオーガスチングラス等の省管理型芝草も用いられており、中でもセントオーガスチングラスは日陰地でも生育できる芝草として利用されています。
特に踏圧が高くなる遊具周辺やゴールマウス周辺では、芝生保護材「グリーンソフター」等との併用によって踏圧対策を講ずることも可能です。 
   
 ■芝草の種類と特徴
 
 
区分 草   種 品 種 繁殖方法 特          性




ゾイシア
(日本芝)
ノシバ 栄養繁殖及び
種子繁殖
土壌応力大。北海道南部から沖縄まで広く自生する。葉幅広くやや粗い。耐寒性に劣り、初期生育が遅い。草丈20〜30cm、耐暑性・耐踏性・耐乾性大、耐陰性中。
コウライ芝 栄養繁殖 在来種で東北以南で栽培される。地上及び地下ほふく茎を持ち、緻密なターフを形成する。草丈10〜20cm、耐暑性大、耐寒性は劣る、耐陰性・耐踏性中。
ひめの 栄養繁殖 ノシバの選抜改良種。超短草型で草丈が低く、高密度のターフを形成する。耐寒性もノシバに比して高い。草丈が低いため刈込が少なく、省管理型芝草である。耐暑性・耐乾性・耐踏性大、耐寒性中、耐陰性中。
エルトロ 栄養繁殖 ノシバに比べてターフ形成が早い。ダメージからの回復が早い。ライゾーム層が厚く、密な芝を作る。耐乾性・耐暑性大、耐寒性小、耐踏性大、耐陰性中。
バミューダグラス ティフトン419
(ティフウェイ)
栄養繁殖 適期の成長が極めて早く、密なターフを形成する。耐暑性・耐乾性極めて大、耐踏性大、耐寒性やや劣る、耐陰性は劣る。草丈10〜20cm、関東以南のスポーツターフとして使用されている。
ティフトン328
(ティフグリーン)
栄養繁殖 濃緑色繊細で緻密なターフを形成する。関東以南で用いられる。耐暑性・耐乾性大、耐寒性・耐陰性劣る、耐踏性は高い。草丈10〜20cm。
シーショアパスパラム あも青 栄養繁殖 耐塩性・耐冠水性極めて大。関東以南で用いられている。濃緑で成長が早い。日陰でも徒長しない。耐踏性・耐乾性大、耐寒性やや劣る、耐陰性・耐踏性大。耐塩性極めて高く、海岸に適する。草丈10〜15cm。
セントオーガスチングラス   栄養繁殖 葉幅広く粗いが緻密なターフを形成する。関東以南で用いられる。雑草の侵入を抑制し、省管理型。耐暑性・耐乾性・耐陰性極大、耐寒性やや劣る、耐踏性は高い。草丈10〜20cm。




ケンタッキーブルーグラス ミッドナイト 種子繁殖 濃緑色で草丈が短く、ターフの形成が早い。耐暑性・耐乾性もあり、関東以南でも越冬に有利。耐寒性極大、耐乾性大、耐暑性・耐踏性中。草丈20〜30cm。
ティフ・ブレア   種子繁殖 葉幅広くやや粗いターフを形成する。北東以南で用いられ雑草抑制効果を持つ。耐寒性・耐乾性が高い。 
 
 
 ■ 維持管理
  
良好な芝生を維持するためには、適切な管理が必要なことは明らかです。
しかし校庭という特殊性から管理コストの低減は最も必要な要件です。
 
(1) 芝生の刈り込み
良質な芝生を造成するために最も重要な管理作業です。
刈り込みの必要回数や頻度は芝草の種類によって異なりますが、できるだけ草丈の低い省管理型の芝草を選定することによって管理コストの低減が可能になります。
 
(2) 除 草
最近芝草のアレロパシー効果によって雑草の侵入を抑制する芝草(セントオーガスチングラス等)もありますが、緻密なターフを形成した芝草はターフ形成後はあまり雑草の侵入は見られませんが、初年度2〜3回、次年度以降年1〜2回位の除草は最低必要となります。
 
(3) 施 肥
N・P・Kに微量要素を含む肥料を施用します。一般に化成肥料は速効性があり、散布直後に旺盛な生育を示しますが、肥効期間が短いため最近では窒素分を多く配合した緩効性肥料の施用により年1回程度の施用で充分効果を得られます。
 
(4) 散 水
散水も芝生の重要な管理要素であり、殊に踏圧等によってダメージを受けた芝草の活性化には施肥と散水は欠かせない管理作業です。
この散水作業を低減するには適切な散水設備の導入あるいは踏圧による芝草のダメージを少なくする芝生保護材の併用、基盤の保水性の改善といった手法が考えられます。
 
(5) 芝生の更新
芝生はターフが密生して数年あるいは10年程度で衰退したり、生育基盤の透水性や通気性が悪化する等、10年位で更新作業を行うことが必要となります。
更新作業はコアリングやスライシング、目土散布等があり、生育基盤の物理性を改善し、新芽の萌芽を促進して芝生を活性化させます。
 
 
ターゲットバードゴルフ場(ティフ・ブレア)
ターゲット・バードゴルフ場(ティフ・ブレア)
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